犬のしつけとドッグトレーニング

 

しつけとは「ルール」で、犬とその飼主さんのあいだに決められたことが守られていればよいとご紹介しました。

 

しかし、話すことができない生物にどのようにこのルールを守らせてやれば良いのでしょうか。

 

例えば、人に飛びつきをしないと決めます。このことを人間に言って聞かせることはできても、犬にはたぶん無理だと思います。

 

では、どうやってルールを守らせることができるでしょうか?

 

それは道具をつかって守らせれば良いのです。

 

道具といってもリードやおやつではなく、またハンマーやペンチでもありません(笑)。

 

その道具とは、言葉の道具で、「スワレ」「マテ」「フセ」「コイ」「ツケ」「ヨシ」「ダメ」の七つの単語です、これをコマンドと言います。

 

この七つ道具(七つのコマンド)を犬に学習させる事が基本となります。

 

ドッグトレーニングは一言で言うと「人間の言葉を教える」事そして、犬をしつける為に(ルールを守らせる)必要な7つ道具を犬に学習させ、同時にわれわれ人間も体得することです。

 

つまり、私達人間が犬に何だかの指示命令を下す為に、予めその一つ一つの動作を繰り返して学習させる事がドッグトレーニング(訓練)であり又、その指示命令の出し方や各動作(例・スワレ、マテ)の学習方法を覚えるのも人間側の訓練となります。

 

別に、何かのショーやコンテストに出すのがドッグトレーニングではありません!

 

ようするに、言葉の分からない生き物に人間の言葉の意味を教える事と人間側はそのやり方を覚える事だけで、決して特別な事ではないのです。

 

ただし、ここでお伝えしている事は家庭犬のしつけについてのドッグトレーニングを述べさせていただいて

 

いますので、特殊な盲導犬や警察犬等何かの作業目的で犬を使うになると少し意味合いが違ってきます。

 

では、ここでこのコマンドを使って飼主さんと犬の個々のオリジナルルールを作り守らせれる例をご紹介いたします。

 

例・ 飛びつくのが困るので、ご主人の帰宅時に飛びつかないことを守らせるとします。七つ道具の中から「スワレ」を使います。ご主人が帰宅時に犬が飛びつきそうになったら座らせること毎回繰り返します。

 

そのことで飛びつきの癖が座る癖に変わります多少時間はかかりますが、一度試してみてください。

 

 

 

 

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