犬声人誤7

 

「お父さん!」

 

数年前、商業施設のイベントで出張トレーニングの依頼があり、早速依頼主の飼い主宅に伺った。

 

 

レクチャーを済ませ、精算の時点で奥方より「先生すみません領主書を二枚にしてくれませんか?」

 

 

私、「ハ~、何か不都合でも」

 

奥方、「主人がこのドッグトレーニングはお店の無料出張サービスだと思っていますで、一枚目の領収書は交通費だけの金額にして下さい」との事。

 

 

こんなご主人にまつわる出来事は今でもよくある。

 

「子供の面倒と犬の世話はお母さん」と思っているご主人は結構多い。

 

「犬に教育? お金なんかかけるのはもってのほか!」と言いだすのもお父さん。

 

 

商業施設でしつけ相談を開催して、ご主人を含めた家族で相談にきた奥方が、ウチの仔(飼い犬)がお子さんや奥方にやたらと咬みつき、けっこうなケガをしてなんとかトレーニングを受けたいとご主人の前で痛絶に私に訴えるが・・・・・・・・・・・・

 

 

そのご主人の答えは「今はお金をかけてまでは、チョット」「そのうちお願いすることがあったら連絡します」とまったく無関心。

 

 

又、こんな家族もいた、犬が無駄吠えがひどくおまけに他人に威嚇して襲いかかりそこのお子さんの友達が遊びにもこれなく、家族がきまずい思いをして涙を流しながら訴えているのにも関わらず・・・・・・・・・・

 

 

「自分達でなんとかやってみます」と、できもしないのにあっさりと決断。

 

 

犬は本来群れの生き物、当然そこには群れのリーダーがいる。

 

 

そして、その群れはリーダの統制で群れは保られている。

 

 

それは現代一般家庭で犬と暮らすにも同じことが言える、やはり群れのリーダーはそこの主であるお父さんになる。

 

 

結局、家族で犬のコントロールの鍵を握るのはそこの主人となる、それは紛れもなく事実である。

 

 

*この画像と投稿文は関連しておりません。

 

 *同業者様へお願い

この記事の内容は著作権法によって保護されている著作物です。

当方の同意なしに無断複製及び転載を固く禁止させて頂きます。