ウチのお父さんドッグ゛トレー列伝

第一話「 団結」
今からかれこれ18年以上前に、とある市で市民公開のしつけ教室を開催した時の話し。

 

大型のミックス犬(秋田犬に似た)を連れてき親子(母と小学校高学年の男の子と女の子)その時の光景は今でも忘れられない・・・・・・・

 

飼い主は(母親)長めの太いリードを体にグルグルと巻き付けゴムの滑り止めの軍手を履き、当の仔はあたりの参加している他犬に「ガウガウ」とチョッカイをかけ飼い主を引きずる回しながら私の前に現れた。

 

その後トレーニングを以来され、数回行った時点で、ある
問題が起きた!?

 

それは、ある程度コントロールできるが持続できなく、それ以上なかなかトレーニングが上手く先にいかないのである。

 

どうしてかと詳しく理由を聞くと、どうもそこのお父さんが
仕事の関係で忙しく犬のしつけに無関心の為協力、してもらえないとの事!

私は、母親の前で二人の子供さんにこうお願いした「今日お父さんが帰ったらあなた達が直接お父さんに一緒にドッグトレーニングやろう、ドッグトレーナーのオジサンに朝何時でもいいから来てと頼むから」と伝える様にそして母親にはこの
仔のトレーニングには家族全員の参加が必要と説得してもらう事にした。

 

数日後、その飼い主から連絡があり朝6時に近くの公園に来てもらえればお父さんも参加できるとの事。

 

早速約束の日時に私は現地に向かいそこのお父さんに服従訓練の課題を2~3教え、犬のコントロールの重要性を詳
しく伝えた。

その後、お父さん抜きでのレクチャーを行ったのだが・・・・・・・・・・!?

あの暴れん坊犬が飼い主親子の指示をピタピタと聞くのだ!

 

あの後、お父さんが毎日出勤前に、その仔を散歩に連れて行き一人でトレーニングをおこなっているとの事。

 

やはり、お父さんの参加により家族全員の一致団結が成功となったチョットは懐かしいエピソードをご紹介。

 

*この画像と投稿文は関連しておりません。

 

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